みかんとフェレット

観劇が好きです。ネタバレあります。

スコット&ゼルダ

眠い…劇場に着いた時から眠気に襲われていました。
そして帰りの電車内でも眠気が取れない上に頭痛が。
理由はわからないのですが、何故か体調がイマイチな状態でスコット&ゼルダを観劇してきました。

わたしはこの舞台を待ち望んでました。
だって!!!!中河内さんを最後に舞台で観たのが7月!!!
3ヶ月も前!!!
イベントとかライブはあったけど、役者としての仕事は3ヶ月ぶり。
イベントもライブも嬉しいけど、ミュージカルで中河内さんを観てファンになった身としては、ミュージカルに出る姿を観るのが一番嬉しいです。
それに今回は前方センターというかなりの良席だったため、チケットが届いた時からソワソワしてました。

開演前にプログラムを見てみると、中河内さんの役は「スローカム、メガホン男、批評家、支配人、リポーター、ジョーザン、バレエダンサー、プロデューサー」と、かなり多岐に渡ります。
スコットとゼルダを取り巻く時代の象徴といった感じです。

この作品で、まずわたしが目を見張ったのは、スコットとゼルダの出会いのシーン。
2人のロマンティックの運命的なシーン…ではなく。中河内さんの衣装。
「…くいだおれ太郎かな?この作品の舞台、大阪だっけかな?」
アメリカ国旗柄のジャケットとハット、手には大きなメガホン。
メガホンで良かったです。
太鼓なんて持とうもんなら、他の方がどんな美しい衣装を着たとしても、舞台は完全に道頓堀と化していました。
えーと、役名としては「メガホン男」です。
見たまんまですね。
わたしは「メガホン男」改め「くいだおれ太郎」でもいいんじゃないかなと密かに思ってます。
アメリカンドリームをイメージしたんでしょうか…?

それ以外の衣装は、燕尾服でいることが多かったです。
燕尾服でのジャズダンスが思ってたより多くてとても嬉しかった!!!
ジャズダンス、本当にかっこよかった。
このダンス観れただけで、来て良かったと思います。
クラセンの時も燕尾服でのダンスがあって最高にかっこいいと思ってたから、今回たくさん観れて嬉しい!!
それに何より煌びやかなダンスナンバーは単純に楽しい!!!
「ダンスだけじゃなくて演技も含めて自分を観てほしい」という言葉をよく本人から耳にするし、そうだよなと思うけど、やっぱり中河内さんの大きな魅力の1つであるダンスが、わたしは大大大好きです。
ダンスナンバーである「楽園のこちら側」、富と名声を得た2人の華やかなパーティシーンでの「唸るほどの金」は煌びやかで素敵だったなぁ。

個人的に、髪型はオールバックじゃない方がよかったです。笑

1幕序盤、スコットとゼルダが予想以上にいちゃこいてたんで、ブロードウェイで上演した時は、キスシーンだらけだったんだろうなぁ…と思いました。
この前ブロードウェイでミスサイゴンを観てきた友達も「歌ってるかキスしてるかどっちかだった」って言ってましたし。
ランジェリー姿でいちゃつく濱田めぐみさんを観ていて、何度パンツ見えそうと思ったことか。
見えそうで見えないギリギリのラインでした。
濱田さんはシーンによって力強かったり、か細かったり、色々な歌声を使い分けられていて、さすがだなぁと思いました。
ささやくように歌っていてもしっかり聴こえてきて、どうやったらこんな歌い方ができるんだろう…。

一方のウエンツさんですが、声がちょっとこもってる感じがしたかな…。
もちろん下手っていうわけじゃないですけど、濱田さんと並んだら歌唱力は見劣りしてしまうな、と。
でもスコットの子どもっぽさとかエゴの強さが伝わってきました。
そういえばウエンツさんって中河内さんと同い年なんですよね。
2人とも30歳。
どちらが上っぽいとか老けてるとかそういうことではなく、なんとなく同い年ってイメージがないです。

ここ素敵!と思ったのは、2幕序盤の「グレート・ギャツビー」をスコットが書き上げるシーン。
タイプライターを打ち込む音と、タップダンスをシンクロさせていて面白い演出だと思ったし、静かな雰囲気の中、タイプライターとタップの音が響いてどんどん激しくなっていくのが、スコットが夢中になって書き上げる空気を盛り上げてていました。
それにタップってかっこいい!
タップは単体で観るのも好きです。

やっぱりダンスっていいなーと思いました。
ダンサーのみなさんすごく上手だった!
特にタップでセンターだった加賀谷さんと、三井さん。
プログラムでお名前を知りました。
ニコガウチに出演してくださった回も見てたんですけどね…ちょっと酔っ払ってたからあんまり覚えてなくてですねごにょごにょ。
今日覚えました!!

キャストだけじゃなくて作品そのものの感想も色々ありますが、千秋楽も行く予定なので、その時に感想まとめたいなーと思います。
今度は体調万全で!