みかんとフェレット

観劇が好きです。ネタバレあります。

髑髏城の七人

行ってきましたー!

2回目の新感線、そして日本初の360度アラウンド劇場!!

 

演目についても劇場についても知識ゼロで観劇したので、客席に着いた時「どのへんが360度なの?どうなるの??」という感じ。

 

劇場についてわたしの説明で理解してもらうのは難しいかもしれませんが…

劇場中央に円形に設置された客席を、舞台が360度囲みんでいます。

舞台は360度ありますが、観客が観ることができるのは幕?が空いてる前方スペースのみです。

場面転換時に客席が床ごと回転し、別のセットが設置されたスペースが開き、観ることができるようになります。

伝わる…?伝わってない気がする。

 

なので、様々な場面のセットが予め準備できることがメリットの1つですかね。

セットにかなりお金かかりそうだなぁ…とか思ってしまいましたが。笑

あと、この劇場の特徴をどう活かすか、演出家の手腕がより重要になりそうですよね。

 

 

劇場の説明はこれくらいにして、演目について。

トーリーは書いてませんがネタバレ多数です。

 

いや、めちゃくちゃ面白かったです!!!!!

 

1幕で1番好きなのはラストの蘭兵衛(山本耕史)の殺陣です。

もうほんとここの殺陣は最高。

蘭兵衛のキャラクターに合った、派手すぎず、切れ味のあるクールな殺陣でした。

一面真っ白な花が咲いている舞台で白い着物を着て、黒装束の敵を華麗に捌いていく姿が美しすぎます。

この場面の舞台セット、シンプルですがすごく好きでした。

白い花が(わたしの席からは何の花かまでは見えませんでしたが)まるで葬儀を匂わせるように規則的に並んでいました。

蘭兵衛が、自分が作り上げてきた町や仲間を裏切り、現在の自分を捨てるために葬儀を感じさせるセットにしたのかなーと思いました。

山本耕史NHK新撰組の頃から好きなのですがやっとこさ初めて生で観ることができて、やっぱりサイコーにかっこよかったです。

和服がめちゃくちゃ似合う。

 

蘭兵衛はダークサイドに落ちてしまう悲劇の男で、過去の自分との葛藤や儚さが魅力的な役です。

そしてモテそう。

 

ですが!!わたしの一押しは青木崇高演じる兵庫です!!!!

兵庫は荒くれ者をまとめる野武士のリーダーです。

粗野で大雑把で単純なキャラクターなのですが、曲がったことが大嫌い、惚れてる女に一途で、部下にはとっても慕われています。

こういうキャラ!!!!大好き!!!!超タイプ!!!!

ちょっとバカっぽいキャラが好きなので、兵庫はめちゃくちゃツボです。

惚れてる極楽大夫にはいつもあしらわれているのですが、あしらわれていても「俺は好きだぜ!!」っていうのが全面に出ていて最高。

 

蘭兵衛の裏切りにより、兵庫の部下は全員殺されてしまうのですが、部下は皆死ぬ間際まで「こんなことでビビってたらアニキに殴られちまうからな!」と笑いながら死んでいきます。

兵庫が好きで心から尊敬していることが伝わってきて、このシーンは泣きました。

兵庫の信念、そして兵庫を信じる部下たちの信念が素敵でした。

 

そして、兵庫が惚れてる極楽大夫はりょうが演じていたのですが、美人で勝気でとてもハマリ役でした。

銃で戦う姿はとてもかっこよくて凛とした強い女性なのですが、ラストで兵庫からプロポーズされた時に「りんどう。本当の名前よ」というセリフの言い方がめちゃくちゃ慈愛に満ちていて、素敵でした。

里を守るために強い女性であり続けた極楽大夫が、ようやく1人の女性として安心できる場所を見つけた瞬間なんだなと感じました。

 

最高に笑ったのは古田新太演じる贋鉄斎。

何でこの人はこんなに面白いんだ…。

自分の打った刀で自分に傷をつけるドMな変態刀鍛冶という役なのですが、なんかもういちいち面白くて!

 役の設定が面白いというのもありますが、古田新太だからここまで面白くなるんじゃないかなと思います。

「どんなに切れ味の良い刀でも、こまめに手入れしないとなまくらになってしまう。それを防ぐためには、戦場で斬ったら研ぐ、斬ったら研ぐってすればいいんじゃない?」→「んなことできるかーい!」みたいな感じで笑いを取るシーンがあるのですが、終盤の殺陣で、腕に砥石をつけて本当にそれをやってて爆笑でした。

 

ちなみにその殺陣は小栗旬演じる捨之助&贋鉄斎vs敵なのですが、演出がめちゃくちゃかっこよかったんですよね!!!

音楽も激しめのロックで、照明も色鮮やかで、所謂「舞台でよく観る殺陣の演出」ではなかったです。

かっこいいわ面白いわ演出はド派手で更にかっこいいわで、もうこのシーンは大拍手ですよ!!!

最高にかっこいい!!!!!

 

カテコでは客席が回転して、舞台の各セットをぐるっと観ることができます。

それぞれのセットに合う人物がいるのですが、前述の真っ白な花のセットには蘭兵衛が1人で背中を向けて佇んでいて、立ち姿がめちゃくちゃ絵になっていました。

少しだけ振り返る姿が切なかったです。

カテコで360度ぐるっと舞台を観ることができて、こういう風になってるんだなーって全体像が見れて面白かった!

ただ、しょうがないとはいえ、セットとセットの間にある非常口のマークが気になってしまいました。笑

こればっかりはどうしようもないですよね。

 

 

キャストも皆有名な実力派の方ばかりだったし、すごくクオリティと満足感の高い舞台でした。

さすが新感線!!!って感じ。

タイトルの「髑髏城の七人」はどの七人のことなんだろう?と思いながら観ていたのですが、最後に「まさかwwこの七人wwww」という感じで面白かったです。

勧善懲悪で後味もスッキリしているので、いい気分で帰れます。

 

どのシーンも演出がすごく素敵だったのですが、いのうえひでのりはすごいなぁ…という小学生のような感想しか出てきません。

古田さんのインタビューで「演出家が新しいもの好きだから日本初の劇場に食いついた」と言っていましたが、杮落としが新感線で、こんなにド派手かつ豪華なキャストの舞台だったけど、次にこの劇場を使うのはどのコンテンツなんだろう…と思います。

セットをいくつか作る必要があると思うので、お金のあるコンテンツでないと難しそうな気はしますが、この劇場が今後どう活かされていくのかもすごく楽しみですね。

ライオンキング

忍ミュに引き続きライオンキング行ってきました!

ライオンキング、わたしが中学生の時に初めて観たミュージカルで、とてもとても思い出深いミュージカルです。
何回観てもオープニングのサークルオブライフから涙が出てしまいますし、行く度に新しい発見と感動があり、何回観ても飽きません(好きな舞台に関してはどれも同じことが言えますが)

今回もやっぱり冒頭のサークルオブライフではうるっとしました。
自然の雄大さとか、生き物すべては廻りまわっていて地球の一部なんだなとか、壮大な世界観に圧倒されます。

今回、今までより感動したのは1幕の「お前の中に生きている」でした。
今までは2幕のリプライズの方が好きだったのですが、今回は1幕の方がじーんとしました。
子シンバが父親であるムファサに抱きついて「僕たち仲良しだよね!ずっと一緒だよね!」と無邪気に言うシーンなのですが、その言葉にムファサは答えることができないんです。
シンバの無邪気さと、それにまっすぐ向き合う父親の姿がとても素敵です。
この後の展開を考えると切なくなります。

雌ライオンの歌も好きなのですが、アンサンブルの歌声がいつもより気持ち高めかなと思いました。
若々しい雌ライオンが多いのかなと勝手に妄想してました。笑
あと雌ライオンたちのダンスって美しくて好きです。
雄ライオンとは全く違ったしなやかさと力強さがいいんですよ!
2階席だったのですが、上から観ると背中の布がとっても綺麗に見えるんです。


シンバ役の南さん、盛り上がりどころの高らかな歌声がとっても素敵でした。
あと胸筋がすごかったです。笑
ハクナマタタでの登場シーンから胸筋に釘付けでした。笑
一緒に観た方とも胸筋やばいという話で盛り上がりました。

ナラ役の小松さんも盛り上がりどころは良かったのですが、シャドウランドの最初の方とかはもう少し切なげに歌ってほしかったなぁ…。
声がまっすぐすぎるというか。
家族や故郷と離れ旅立つシーンなので、最初は切なく歌ってほしかったです。
途中からナラの決意が歌われ、曲調も力強くなるので、そのあたりからは声質と合ってると思いました。

エンディングも最高なんですよね…!!!!
かつて父が登った、王の象徴であるプライドロックにシンバが王として登り、新たな世界が始まります。
昔はシンバに対して小言やお説教ばかりだったザズーが「陛下…」と頭を下げるシーンも好きです。
クライマックスがオープニングであり、命の輪廻を感じさせる、まさにサークルオブライフ。
全ての命は巡り、関係し合っているというメッセージ。
わたしたち人間も雄大な自然の一部であることを自覚しなければいけないなと毎回思います。


どうでもいいですが、以前シンバ(子役)
としてミュージカルの舞台に立つ夢を見ました。笑
全く踊れてませんでしたが、歌は覚えてたので何とか歌えてました。
大きな舞台で歌って踊り、目の前の観客が反応をくれることはこんなにも幸せな気持ちになるんだな〜と夢の中で思ったのを鮮明に覚えています。


ライオンキングは、将来子どもが出来たら一緒に観たい作品ナンバーワンです。
年内にもう一度行きたいなぁ^ ^

忍たま乱太郎 水軍砦三つ巴の戦い

水軍かっこよかった〜〜〜〜〜〜〜〜
もうもう本当に本当にかっこよかったです!!!!!
蜉蝣も鬼蜘蛛丸もかっこよかったしご贔屓の義丸さん素敵でした。。。
網問も間切も若々しさがあってかわいかったです。

中でも武器紹介のところと、タップ!!
この二箇所が好きすぎました。

六年生も水軍も扱いづらい武器の方は大変でしょうに、すごく上手に捌いていて、もう内心キャーキャー言ってジタバタしてました。
義丸さんの須麿留!!かっこよかった〜〜〜!!!!語彙がない。笑
縄の先端に鉤のようなものが付いてる武器なんですが、扱いがとても上手で!
義丸さんが…いる…!!!!と思いました。
しかも水軍だけではなくて、似た形状の武器を持った六年生とのコラボのような感じになっていて、それも◎でした!
縄を扱うのって絶対難しいですよね。
練習大変だっただろうなぁ…。
義丸さんは薫太さんという方が演じていて、顔は個人的義丸さんイメージより幼いというかかわいい感じなのですが、ダンスは男らしかったです。

個人的に水軍には男らしさと色気を求めています。
何故なら、水軍は忍たまたちよりも圧倒的に大人な存在なので、男らしさと色気という部分を忍たまたちより突出してほしいのです。
今回は正直色気はあんまり感じませんでしたが、屈強な海の男たちのの男の子部分を感じることができて、それはそれで満足です!
男らしさという点については、ダンスとか武器でかなり表現されていて大大満足でした!!
本当にかっこよかった…。
タップは、マッスルミュージカルみたいな感じ?に体を叩いて音を出していて、なんかこう男臭くて素敵な振付でした。

水軍にはまた出てほしいです!!!
アンケートにもしっかり書いてきました!

今回の忍ミュにはわたしの推しは出演していなくて、水軍観たさに行ったのですが、推しがいなくてもすごく楽しかったです。
仙蔵役があらまっきーから変わったので前回公演は観ていなくて、鐘々江さんの仙蔵を観るのは初めてだったのですが、原作のビジュアルにすごく近いと思いました。
目の感じとかすごく仙蔵っぽかったです!
でも個人的に1つ思ったのが、仙蔵が文次郎に弱音を吐くシーンがあるのですが、仙蔵はああいう弱音は吐かないのではないかと。
優秀でプライドが高い仙蔵は、弱気になっても意地を張って、特に文次郎には言わないのではないのかなと思いました。
言うとしても適度な距離感のある伊作あたりにぼやく程度じゃないかと。
同じい組であり、近い存在である文次郎には「完璧な自分」を見てほしいと思うのではないかな…。
文次郎との友情を描いていたと思うのですが、この2人の友情は別の形なんじゃないかという個人的妄想です。


でも大満足な公演でした!
すっごく楽しかったです!!
今年の観劇始めだったので、幸先良いです^ ^
帰り際、レイヤー仲間と思われる数人の方が「今度水軍合わせしようよ!」と話していたのを聞いて、ぜひともやってくれ〜〜〜と思ってました。笑

また水軍が観れますように!

ドッグファイト

実は初日すぐくらいの公演も観に行っていたのですが、東京千秋楽までブログ書くのとっておこうと思ってたら千秋楽からもかなり経ってしまいました。。
そして既に名古屋での大楽前日という。。
この日は2回目だったので各キャストの良いところが初見の時よりたくさん感じることができました。

中河内さんは相変わらずダンスキレキレでした。
そしてオールバック、1番似合ってました!贔屓目です。
顔小さいし頭の形が綺麗だから似合うのです!
ドッグファイトの時のどーしようもないよバカっぽさはヒドイのですが、ふと見せる戦地へ赴くことへの漠然とした恐怖心。
それでも自分と友を奮い立たせる姿にはじーんとしました。

エマさんは歌上手くなってた気がします。
もちろん最初観た時から上手いと思ってたんですけど、本番で歌い込んだからでしょうか。
その時より深みがあるように感じました。なんとなくですけど!笑

そして保坂さんかっこいいなぁ…と。
あんな歳の取り方がしたい。
あのお歳(と言ったら失礼かもしれませんが)なのにスタイル抜群!!!
演技も素敵。
すれてて、お金にうるさくて、でもどこか優しさを感じました。


そして、海兵3人がナンパした「イケてない女の子」であるエマさん、保坂さん、まりゑさん…
まりゑさんのインパクトすごいですね…。
セリフはほとんど無いのですが、ビジュアルがかなり強烈。
先住民?インディアン…?
本人のかわいさを全てかき消すメイクと衣装でした。
ほとんどセリフが無い役だったのですが、せっかくだからもっとセリフが聞きたかったなぁ。


東京楽ということで最後にキャスト挨拶があったのですが、Jr.の若いお二人は泣いてました。
泣いてるからかわかりませんが、なかなか挨拶の言葉が出てこなくてかわいかったです。
中河内さんはキャスト一人ひとりに何故か舞台上で挨拶して笑いをとっていました。笑
こうやってみんなを笑わせて雰囲気を良くしているところも素敵だと思います!
好き!笑

印象的だったのは、エマさんの挨拶です。
「ローズは基本的に最初から最後までメイクを変えていないのですが、1幕の最初より最後の方がローズがとてもかわいくなっているという感想を頂くことが多かったです。見た目だけではない、ローズの心の美しさを感じてもらえていれば嬉しい」
という感じの内容だったのですが、わたしも同じこと思っていました。
本当にローズがかわいくなるんです。
髪型を変えたり、メイクを減らしたりはありましたし、何より演じているのがエマさんだからというのはあると思いますが(笑)本当にかわいくなります。
そしてローズの優しさ、まっすぐに気持ちを伝えるところ、とても素敵な人だなと思いました。
わたしも学ぶところがありますね…。


この日は昔宝塚が好きだったという先輩を誘って行ったのですが、終演後に「中河内さんが1番かっこよかった!ダンス好きだから美しいダンスが観れてよかった!」と言って頂けました。
でしょでしょ〜〜〜〜と。
かっこいいんですよ。
顔もかっこいいけど何よりダンスが素敵なんですよ!
自分が好きな俳優さんが褒められるとそれだけでとっても嬉しいです。
またダンス盛りだくさんの舞台があったら誘ってね!と言って頂けて気持ちホクホクでした。

キャストの皆様、東京楽お疲れ様でした。
わたしの舞台納めでした。
この作品で締めくくることができて良かったです。
これを書いているのは既に大楽の前日となってしまっていますが、最後まで誰もケガすることなく無事終えることをお祈りしています!

魔王ロス症候群

観劇からちょっと時間が経ってしまいました。

仕事納めの日に午後休を取得して新宿御苑へ。

シアターサンモールは初でした。

 

本公演、最初はチケットを取っていなかったのですが、あらまっきーイベントにとみしょーさんがサプライズゲストで来てくださり、そこでのトークの面白さにやられてしまい、とみしょーさんの舞台が観たくなり急遽譲渡していただきました。

 

笑いのテンポ感が好みな」舞台でした。

アフタートークで、とみしょーさんはアドリブが多かったという話を聞きましたが、どこかアドリブかわからないくらいテンポ感がよかったです。

 

とみしょーさんの役どころとしては、魔王を倒して世界に平和をもたらしたレベル99の勇者。

魔王を倒した後は特にやることもなく、借金に追われるという情けない勇者です。

しかし再び魔王と対決することになり目標に向かい努力するようになります。

 

1番の感想としては、めちゃくちゃカレーが食べたくなりました。笑

そして翌日の昼食をカレーにするという。

最終的に勇者チームと魔王チームがカレー対決をするのですが、審査員が味見をするとき、実際に食べてるらしいです。

だからいい匂いがしたんですね~。

終演後には勇者チームと魔王チームのそれぞれのカレーが物販で売られていました。

 

アフタートークで聞いたのですが、魔王チームのカレーにはある隠し味が入っているという設定でした。

勇者チームがその隠し味は何だろうと相談する場面があるのですが、魔法使い役の平田さんがマイクの入っていないところで「何かしら?腐った死体かしら?」と言っていたらしく、ぜひオンマイクで言ってほしかったです。笑

 

町田さん、以前番組に出演されていた際に、公演の前は毎回毎回とても緊張すると話していたので、きっと今回も緊張していたんでしょうね。

そんな風には全然見えませんでした。

悩んだり突っ込んだり努力したりと、とても人間らしい魔王を演じられていました。

 

戸谷さんは今回初めて拝見したのですが、原嶋くんを細長くしたような外見だなーと。

目つきが少し似てるなと思いました。

身長は高いけどすごく痩せていて、体にフィットしない衣装を着ていたにも関わらず胴回りの薄さが一目でわかる・・・。

というか、この舞台細い人がすごく多い・・・。

細いというか薄い・・・・。

羨ましい・・・と公演中ずっと思ってました。

 

一番印象に残ったセリフは「レベル99になったとしても、その先があるはず(うろ覚え)」というセリフです。

どんなに極めたと思っていても、自分の考え方次第でその先を見つめることができるんだなと思いました。

自分が何をできるか、自分のやりたいことは何かを考えていくことが、人生を充実させる手段と教わったような気がします。

 

 

それにしても、今回はアフタートークがてても楽しかったです。

いくつかの公演のアフタートークを観たことがありますが、一番おもしろかったかもしれないです。

正直公演よりアフタートークの方が笑いました。

脚本、演出の方も出てくださり、役者さんからは聞けないよ運裏話も聞けましたし、役者さんたちのやりとりもおもしろかったです。

やっぱりとみしょーさんのトーク好きです。

4月のトキイベ日程も正式に発表されましたし、行かなきゃですね!

今後の楽しみがどんどん増えていきます。

残酷歌劇 ライチ☆光クラブ

キャスト、演出、セット、全て素晴らしかったです。
力の限り拍手しました。
そんな残酷歌劇 ライチ☆光クラブ

何が凄かったかって、もう色々と凄かったのですが、まずは冒頭のダンスと歌にやられました。
東京ゲゲゲイの方々のキレッキレで美しく怪しいダンス、光メンバーの小気味好いダンス、どちらも素晴らしかったです。
最初から一気に世界観に引き込まれました。
やっぱり冒頭ってとても大切なんだなと実感。
あのダンスだけでもいいからもう一度観たい…!!とすら思います。
始まる前のワクワク感と観客の集中力をを舞台上にグッと引き寄せるパワー、凄かったです。

あとびっくりしたのは、演出が原作にかなり忠実になっているところ!
キャラクター達の死に方や、ダフの自慰のシーンとか。
自慰のシーンは「これ…ギリギリアウトじゃない?」と思いました。笑
カノンのスカートに頭突っ込んで胸触りながらということで、漫画をそのまま再現していてすごい…と圧倒されました。
味方…お前すげえよ…あんなシーン舞台上でやるなんてすげえよ…と謎に感心していました。
まさかの再現率に驚きを隠せませんでしたね。
ゼラとジャイボの絡みもなかなか濃厚でした。
でも成長途中の少年たちの性的、官能的な部分もライチの魅力の一つですよね。

一番驚いた演出は、ラストの水浸し!
Twitterで水飛沫、血飛沫がすごいというのはチラッと聞いていたのですが、予想以上…!!
水量なんて、ディズニーのアトラクションじゃない?ってくらい豪快でした。
舞台でこんな演出できるんですね。
前列の方はビニールシート?で水を防いでましたが、殴り合いとか逃げ回るシーンでかなりバシャバシャなっていたので、濡れた方多いのではないでしょか。笑
血飛沫も凄かったです。
タミヤの頭からの血飛沫はどういう仕込みなんだろう??
かなり派手にブシャーーーっと頭から出てました。

死に際と言えば、デンタクの死に際も迫力がありました。
最期ライチに首を折られるシーンの演技というか動き、凄かったです。
人の体と首ってそんな角度に曲がるんだ…と思うくらい。
デンタクというキャラクターって、とことん科学者ですよね。
自身が作ったロボットにより殺される死の淵でも、「人の心を作った」という前人未到の快挙に震えながら死んでいく姿には狂気と執念と、ライチへの愛を感じます。

あとはニコが眼球を取り出すシーン、怖かったです。
舞台上だからグロいわけではないのに、麻酔無しで自分で眼球を取り出すという行為そのものも怖いし、演技が迫真で「うわ、うわ、うわ…」とずっと思っていました。
こりゃ映画は当然R指定だよ…エロなくてもR指定だよ…。

原作のキャラクター的にはジャイボと雷蔵が好きです。
ジャイボ役の吉川さん、帝一國の菊馬役のあの吉川さんなんですね…。
印象が違いすぎてお顔を見ただけではわかりませんでした。笑
お名前を見て、ん?ん??菊馬???ってなりました。笑
菊馬とは全く違う役で、妖艶でした。
吉川さんってこんなに綺麗な顔してたんだ…と。
ラストの「僕、もう綺麗じゃない?」のセリフは印象的でした。
ジャイボは、何を考えているかわからない危ない雰囲気なキャラクターですが、そのセリフは切なげで悲しくて、初めてジャイボが1人の14歳の少年に見えました。
成長したくない、大人になりたくないと1番強く思っていたのはきっとゼラではなくジャイボだったのでしょうね。

雷蔵は何だかお笑い要因になってましたね。笑
もっとかわいい要素出してくれてもよかったのにな〜と少し思いましたが、あれはあれで面白かったです。
雷蔵って、帝一で言うところの光明的な印象があったので、勝手に三津谷さんみたいなイメージをしてたのですが、ちょっと違う感じでした。
「振る舞いは女の子っぽいけど元は男」感が光明より強いというか。
光明は女の子っぽくしてるわけじゃないけどかわいくて、雷蔵は女の子っぽくしてるけど「やっぱり男だよな」感。

あと、カネダかわいいな〜〜〜ってずっと思っていました!!
燈くんの顔好きなんですよね。
かわいい。
そして細い。
ダンスも上手い。
いや、もちろん皆さん上手かったんですけど!!
そう。全体的に本当にダンスのレベル高い舞台だなと思いました。
筋弛緩剤のシーンは、細い体が大きく痙攣してて怖かった…。


総合的には、とってもとても楽しめました!!!
会場アンケートにあんなにびっちり感想書き込んだのは久しぶりです。
世界観に引き込んでくれたので、時間が経つのもあっという間でした。
休憩無しなのも個人的には良かったです。
非日常的な雰囲気を壊すことなく最後までのめりこめたので。

あと、すっごく思っていたのが、目があと4つくらい欲しい!!ってこと!!
それくらいあちこちに見所がありました。
役者さんの細かい演技にも注目したいけど、舞台全景見渡して演出とかダンスの全体像も観たくて、一回の観劇では足りない…!!と思いました。
もう一回観て、今度はもっと役者さんたちの演技をじっくり観察できたらいいのに!!
行けるかどうか微妙ですが…何とかならないかなぁ…。
もう一回行きたいなぁ…。


すごくどうでもいいですが、初めてアイアでトイレに行きました。
何回も行ってるのに初めてのトイレ。
噂通りの仮設トイレでした。

アラジン

やっとやっとアラジン初観劇〜!!!
始まった当初からずっと観たかったんです!!!!!
同僚がチケットを取ってくれて、やっと観れました。
素晴らしかった!!!!
めちゃくちゃステキでした!!!

冒頭に歌われるアラビアンナイトから最高でした。
アラジンは曲がどれもいいですよね。
中でもアラビアンナイトとアリ王子のお通り、フレンドライクミーは本当に大好きで。
学生時代に吹奏楽部で演奏したこともある曲なので、なんとなく思い入れもあります。
歌詞が四季オリジナルなので映画とは違いますが。
映画verの歌詞で覚えているので、歌詞が違うと違和感がありましたが、でも素晴らしかったです。
世界観が表現されていて、アラジンの世界にすぐに入り込むことが出来ました。

オリジナルの曲も何曲かありましたが、聴き慣れてることもあり、やっぱりディズニー映画にある歌の方が気分は盛り上がりましたね!
一緒に歌いたかったくらい。笑


アラジン役の海宝さん、歌お上手でした。
一緒に観に行った子が海宝さんファンらしく、騒いでました。笑
何でも、レミゼの時に海宝さんのマリウスだけ観れなかったとか。
普通の海宝さんの写真を見ると普通に日本人なのに、舞台上に立ってるとメイクの力もありアラジンに見えました。笑

海宝さんも上手だったけれど、わたし的にはジーニー役の瀧山さんがツボでした。
すごくハマり役だったし、声が映画の声優さんに似てる気がしました!
と思って調べてみたら!!映画の声優さん山ちゃんなんですね。笑
今更何言ってるんだという感じですけど、本当に色んな作品に出演されてますね…。
声、映画に寄せたりしてるのかな〜?

瀧山さんは茶目っ気とか愛嬌のあるしぐさとか歌い方とか、まさにジーニー!!って感じでした。
瀧山さんのジーニーを最初に観ることができてよかったな〜。
瀧山さんは体型とか顔の感じもジーニー的な要素があったのですが、パンフレット最後の方のページで他のジーニー役のお二人の写真を見たのですが、顔だけ見ると線が細そうな方で、意外でした。
ジーニーは恰幅の良い方が演じるイメージだったので。
でも他の方が演じるジーニーも観てみたい!

ディズニー映画との1番の違いは、アブーがいなくて代わりに3人のマブダチになっているところですかね。
アブー好きなので出てこないのはかなり残念ですけど…でもこれはこれでよかったかなと。

それ以上にわたしが気になってしまったのは、アラジンがやたら「亡くなったお母さんが誇りに思ってくれる息子に」ということを強調することですかね。
ディズニー映画ではお母さん要素はほぼ(全く?)なかったのに、何回も歌に出てきて、「いや、わかったから…お母さんはもういいよ…」という気分になりました。
もしかしたら原作の千夜一夜物語にはこういう設定があるのでしょうか?
読んだことがないのでわかりませんが。
ディズニー映画しか見たことがない身としては、ここばっかりは突っ込みたかったですね。

それにしても、衣装もセットもお金かかってますね…。
衣装の種類はたくさんあるし、どれもキラキラしてるし、とっても豪華。
お金ある舞台はいいよな〜…って心の片隅で思ってしまいました。笑
装置をフルに使った演出だなーと思いました。
役者さんは移動とか着替え大変そう。笑


ディズニー映画ではそこまで感動しなかった気がしますが「ジーニーに自由を!」で泣きました(;_;)(;_;)
というか、別にアラジンのストーリーに感動要素はあまり無いと思ってるのですが、でもラストは感動しました。
演出もキャストの皆さんもとっても良かったです。

子どもの頃から知ってる映画の素晴らしい歌をダンスと共に観ることが出来てとっても幸せでした。
別キャストの回も観てみたいので、友達誘って絶対また観に行きます!